柔らかい馬毛を使用した Redecker(レデッカー)の食器用ブラシです。アイテム名の通り、ミルクボトルや哺乳瓶はもちろん、ビアグラスやコーヒータンブラー、ティーピッチャー、背の高いグラスなど、スポンジでは洗いにくい細長いグラス類を洗うためのブラシです。柄の素材はヨーロッパで古くから親しまれているブナ(ビーチ)材で、ドイツ国内から調達しています。クリーンな素材感から椅子などに使われることも多いですが、キメが細かく割れにくい性質のため、キッチンアイテムに必要な機能性と清潔感を備えています。
□馬毛のブラシ:素材
馬毛といえば革や毛製品用のブラシを思いつく方も多いのでは。馬毛はその細さと柔らかさだけでなく、水に強く、クセが付きにくく長持ちというキッチンアイテムに機能も併せ持っています。
ボトル用ブラシに馬毛とは何とも贅沢ですが、耐久性も高いため、大切なグラス類にはぴったりの素材です。
□それぞれに応じた道具
1936年から生活用品全般を作り続けているRedeckerは、限定された用途に特化した道具もたくさん作っています。狭い分野でいえばマッシュルームブラシなんていうアイテムも。人や家族によって必要な道具はそれぞれ違うはず。生活をしていく中で本当に必要なものを揃えていくというドイツの人たちの考え方がRedeckerの各アイテムには表れています。
item details
サイズ:34.5cm
素材:Beachwood, Horse Hair
Redecker
ドイツ北西部ニーダーザクセン州ボックホルストにある家族経営のブラシメーカーです。
ルール工業地帯のエリア内に位置し、デュッセルドルフまでアウトバーンを使って2時間ほどの街。
創立者のFriedrichは4歳の時に目の病気にかかり、盲学校でブラシ製作の技術を学びます。
起業精神にあふれる彼は、1935年に会社を設立。ルール工業地帯のいろいろな団体と交流を深めながら、会社を興していきました。
Friedrichの死後、子どもたちは会社を引き継ぎませんでしたが、1986年に末っ子のGernotとその妻は、ブラシメーカーとして会社を再生させることにします。主にドイツやEU圏内から調達した天然素材を使って手作業で作られた良質なブラシは、当時の環境意識の高まりも相まって、あっという間に評判を呼び、ルール地方だけでなく、国内外にブラシを送り出すようになりました。
現在Redeckerのブラシに使われる木材はドイツ国内から、ブラシ毛などもほとんどをEU圏内から調達し、原料輸送にかかるCO2の削減につなげるなど、環境への配慮にも取り組んでいます。