寒くなると気分まで沈みがちなので、冬の間は部屋を暖かくして本を読んだり(電子書籍は布団の中でも読めるので最高!)、思い切ってお店に出かけて温かいものを食べたり飲んだりするのがちょっとした楽しみです。
そんな冬のアトリエに新しく加わったアイテムを、いくつかご紹介していこうと思います。
Chiaki Fujiiのキャンドル
クリスマス前に、福岡のHACHIJU-ICHIさんで購入したキャンドル。ベルリンと東京を拠点に活動するアーティスト、Chiaki Fujiiさんの作品です。藁を編んだ馬が結ばれていて、和にも洋にも見える佇まいが気に入っています。
クリスマスに向けての展示作品だからか、「Thank You」のカードが結ばれていたけど、気にせず自分用に買ってしまいました。ロゴのタイポグラフィが好みなので、このままにして飾っておこうと思います。
SUBUのルームシューズ
展示会でELEY KISHIMOTOモデルを見かけて気になっていた、冬のサンダルSUBU。暖かそうでいいなと思いつつ、サンダルタイプはかかとが冷えそうだな〜と迷っていたら、シューズタイプを発見。色も大好きなシルバー(コラムの#2参照)で、すかさず購入しました。
メンズサイズって色が黒とかネイビーとかになりがちなので、テンションの上がるカラーが嬉しいです。室内・屋外両用で、僕は仕事中に履いています。表がキルティングで裏がフリースなのでかなり暖かく、冬の学校行事とかにも良さそうです。
SONOSのポータブルスピーカー
起きている間はずっと音楽をかけているぐらい音楽が好きなのですが、長年使っていたBang & OlufsenのBluetoothスピーカーが突然壊れてしまい、慌てて購入したのがこちら。
最近周りでもユーザーが増加中の、アメリカのオーディオメーカーSONOSのポータブルスピーカーです。すっきりした見た目が好み。
防水でバッテリー式なので、お風呂や寝室にも移動させて音楽を楽しんでいます。このコラムを書くにあたって公式サイトに行ってみたら、キャッチコピーに「かけっぱなしはテレビじゃなくて音楽がいいんじゃない?」と書かれていて、その通り!と笑ってしまいました。
隣に置いているのはdoinelで取り扱っているAustin Austinの「palmarosa & vetiver hand cream」。冬は手が乾燥しがちで、僕は水分や油分が無くなるとストレスを感じてしまうタイプなので、ハンドクリームはポンプ式が頼もしいです。さらっとしたテクスチャーと香り、アンニュイなイラストも好み。
HETKINENのアロマディフューザー
作業スペースに冷蔵庫を置いているんですけど、その上に雑多なものを乗せてしまうと生活感が出てしまうので、香りの出るものやアート作品などをざっくり置いています。(後ろのカゴに入ってるのはフィットネス用のVRゴーグルですが、デジタルガジェットの話になると脱線しがちなので今回は割愛します)
これまではAesopのオードトワレをルームスプレー代わりに使っていたんですが、以前から気になっていたフィンランドのブランド、HETKINEN(ヘトキネン)のアロマディフューザー shinrin yokuを置いてみました。
木琴のバチのようなリード(棒)がかわいい!2本だけでもかなり香りが広がります。ベルガモット、ヒノキ、スターアニス(八角)の、すっきりとした木の香りをベースにほんのり甘い華やかさが加わった仕上がりになっています。
ガラス素材の瓶は、光を透かす窓辺に置くととても綺麗。グラフィックデザイナー的にはあえてカタカナで入っている「ヘトキネン」のタイポグラフィの不思議なバランスも気になります。日本のデザイナーがアルファベットを使いたくなる感覚に似ているのかもしれませんね。
毎日過ごす場所を気持ち良く
さて、6回続いたこのコラムも今回が最終回。これまでの写真のほとんどは、光が綺麗なキッチンで撮影していました。
引っ越しの内見のとき、打ち合わせのスペースとしても使いたいけど水回りが見えるのが気になる……と知り合いの不動産屋さんに相談して、教えてもらったのがこのカーテン使い。意外とインパクトがあるみたいでお客さんにも好評だし、zoomの背景にしたりと活躍しています。
一方で、仕事机を置いている隣のデスクのある部屋は、いかにも賃貸物件なツルツルのフローリングだから何とかしたいな……。
\ (ピンポーン)宅配便でーす! /
というわけで、toolboxに注文していた荷物が到着しました!
中身は敷くだけで無垢の床にリフォームできる「イージーロックフローリング」という商品。コロナ禍でそんなに来客があるわけでもないし、と我慢していたけど、一番長く過ごす場所だから、思い切って購入することにしました。
DIYは苦手だけど、幅を調整するために人生初めてのノコギリもAmazonで注文。既存のものを片付けたり木を切ったりして完成するのは少し先になりそうだけど、自分が気持ちよく過ごせる空間を目指して少しずつ手を入れていこうと思います。
昨日は雪が降る寒い日で、今日も朝から薄曇り。だんだん暗くなってきたので、Chiaki Fujiiさんのキャンドルに火を点けてみました。
doinelに訪れる皆さんも、穏やかな毎日を送れますように!またどこかでお会いしましょう。
(おわり)
三迫太郎
1980年福岡県北九州市生まれ。福岡を拠点に生活・アート・工芸に関わる分野でデザインワークを行うほか、zineレーベル「10zine」の運営、CINRA「HereNow Fukuoka」キュレーターなど、地域とデザインにまつわる様々な活動に携わっている。doinelのWebデザインも担当。
https://taromisako.com/
my essentials by Taro Misako
#01 マイク・ミルズとミランダ・ジュライ
#02 golden, golden, golden……
#03 光を身につける
#04 音楽と暮らす
#05 かわいい は かわいい
#06 おだやかな冬
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Text & Photo:Taro Misako
Edit:Yuki Akase