journal, living with "objects"from Helsinki
Karoliina Hellberg(1)
子供の頃からの夢を現実に

“objects” – アートやオブジェなどのように、生活必需品ではないけれどあるとなんとなくうれしいもの。“objects” が身近にある暮らしやお仕事の様子を、ヘルシンキのアーティストやデザイナーの方々に伺いました。

2人目はフィンランド国内をはじめ、デンマークなどでも個展を開催するなど、活躍中の画家、Karoliina Hellberg さんです。


 

Profile / Karoliina Hellberg
1987年ポルボー生まれ。2015年にヘルシンキの芸術大学を卒業し、画家として活躍。フィンランド国内を初め、デンマークなどでも個展を開催している。2019年にはヘルシンキのディドリクセン美術館(The Didrichsen Art Museum)が授与するPro Arteに選ばれ、5月に同美術館で個展を開催。2019年9月まで世界遺産であるスオメンリンナ島にアトリエを構え、制作に励んでいる。
https://www.karoliinahellberg.com/


 

子供の頃からの夢を現実に

ヘルシンキの芸術大学を卒業後まもなく、溢れる才能を発揮し、絵画を通して多くの人々を魅了し続ける画家であるカロリーナ。ポルボーというヘルシンキから東へ一時間ほど離れた美しい木造建築が並ぶ、フィンランドで2番目に古い町で育ちました。両親は美しいものが好きで、特に母親は陶器や器などに美を見出していました。自分が育った家が大好きだったカロリーナ。「観葉植物、ものが散財しているところ、本が積み重なっている様子など、実家でよく見た光景は、直接ではないにしても、絵画作品にも何かしら影響を与えていると思います」。今でも彼女にとって、とても大切な場所で時に帰郷して、羽を休めるのだそうです。

カロリーナの芸術性が培われたのは幼い頃から通っていたアートスクール。4歳から17歳まで通い続け、アートスクールは2つ目の家のような場所なのだとか。週に1回のアートスクールでは、ドローイング、写真、アニメーション、陶芸など、自分の興味に合わせてクラスを選択しました。「絵画は美術大学に入学してから、本格的に取り組むようになりました。そこで始まった友情は今でも続いています」。

両親は芸術家ではありませんでしたが、友人の両親が芸術家であることが多く、子供の頃から芸術家に囲まれて育ちました。祖母が住んでいたので、スペインによく家族旅行に行きました。旅行先でも、カロリーナはその土地の植物や風景の絵を描いていたのだそうです。「小さい頃から絵画にまつわる仕事がしたいと思っていましたが、大学で学んでいるうちに決心が固まっていきました」。カロリーナはヘルシンキの美術大学、そしてロンドンの美術学校で学びました。

 

≫(2)画家という仕事
≫(3)インテリアについて
≫(4)暮らしの楽しみ
≫(5)今までの仕事、そしてこれからのこと

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https://doinel.net/journal/category/objects

photo: Chikako Harada
edit & writing: Eri Shimatsuka

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update: 2019.04.04

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