Between the Lines

静謐で簡素なフォルムの中に、時代を超える品格を感じさせるガラスの器。ガラス作家 笹川健一(ささかわ けんいち)さんによる作品です。



青みがかったグレーのカラーや、思慮深く静謐な印象を感じさせる端整なフォルムが特徴の笹川さんのガラス作品。その独特な色合いは、蛍光灯のリサイクルカレットに数種類の酸化金属を添加することで作り出されたもの。心地よい緊張感を宿した線や、包容力のある伸びやかな丸みなど、吹きガラスの手法で導かれる美しい形状は、機能性を損なわない範囲で成立する最大限を、注意深く判断することで実現しています。



相反する印象を作品に同居させることを意図し、材料となる生地には気泡や色といった多弁な表情を持たせつつ、冷静かつ簡素な佇まいに仕上げるよう心がけていると語る笹川さん。その作品は時代を超えて受け入れられる普遍的な品格を宿しながら、現代に調和するシンプルかつニュートラルな輪郭も保っています。



「角瓶 小」は、角型に成形することで生まれる、直線や面といった要素に新たな美しさが宿る作品。フラットな側面には吹きガラスの揺らぎが際立ち、光の反射や透過する景色がより味わい深く感じられます。小ぶりなサイズはちょっとしたスペースに置きやすく、そのままの造形を楽しんだり、一輪挿しとしてお使いいただいたりと、気分によって楽しめる一品です。



「梅瓶」は、10世紀頃に中国で発祥した陶磁器の型の一つ。内側に豊かな空間を内包している梅瓶を繊細なガラスで表現することで、よりシルエットの際立った作品です。



「双飾徳利」は、小さなラズベリー様の突起の装飾が施された、美しい曲線の徳利。この突起は、15〜16世紀頃のドイツに発祥した「レーマー杯」と呼ばれる酒器の装飾から着想を得たもの。まだカトラリーを使わずに食事を行なっていた時代、手に付いた油でグラスが滑らないよう、凹凸が施されていたと言います。薄手の作りと気泡の入ったブルーグレーの生地が特徴の笹川さんのガラス器。アンティークのような雰囲気を纏った生地と、古典にインスパイアされて生まれたディテールが、笹川さんの感性によって現代に見合ったシンプルなスタイルに落とし込まれています。



作品そのものが語り出す有形の美だけでなく、行間や余韻をともなって日常の場面を繋いでいく笹川さんのガラス作品。詩情のある作品をぜひ日常に取り入れてお楽しみください。

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