Making the Most of Wood

凛と整った品のある佇まいと、多様なアイテムに多彩な表情。木の性質や生態についての知識をベースに、木材をどう生かすかという視点で家具から器まで幅広く製作する田澤祐介さんによる木工作品です。



神奈川県を拠点に制作する田澤さんは、木工作家としての活動を始める前は、森林環境をくまなく調査する仕事をしていたそう。木工において、木をどのように使うかは森林の保全の一環でもあり、ご自身の中では森の調査をされていた時と方向性を変えたという感覚はないとおっしゃいます。かつて木として森林を構成していた姿を想いながら木材を扱う田澤さんは、木の性質や生態を熟知しており、それぞれの強度や特性に配慮した木材を採用しています。



表情豊かな浅鉢は蒔地漆の技法で仕上げたもの。砥石の粉を蒔地に使用し、薄めた漆をかけることにより、独特のテクスチャーとトーンが生まれています。マットな質感で陶器のような存在感もありながら、持ち上げると木の器ならではの意外な軽さが。指先にしっくりと馴染む柔らかな手触りが楽しめます。



ナラ材の木目を生かした美しい9寸隅切盆 脚付は、和室で御膳としてお使いいただくのはもちろん、洋室でも床でくつろぐ際の座卓に、また生けたお花を飾るなど、インテリアとしても活躍します。



珈琲杓はその名の通り茶道で使う柄杓に着想を得て作られたもの。すっきりとした端正なフォルムで、約10gのコーヒー豆をすくうことができます。すくう部分に柄を差し込んで接合する方法は、茶道用の竹製の柄杓と同じ構造。手間がかかるものの、素材を無駄なく有効に使うことができます。



珈琲杓を発展させたような、木のパーツを巧みに組み合わせて持ち手を取り付けた珈琲杯。本体のすっきりとした繊細なフォルムが生かされています。



蒔地漆の凹凸のある質感の上に鈍い金色と漆の茶色が混ざり合う、複雑な味わいのある器。プレーンで美しいフォルムが、二つとない個性のある表情を生かしています。



クリ材の木目を生かした美しい重箱は、内側が黒い蒔地漆の仕上げ。素材を生かした簡素な佇まいが目を引きます。



田澤さんの全ての作品はこちらからご覧ください。
https://doinel.net/product/brand/yusuke-tazawa

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