journal, living with "objects"from Helsinki
Matti Pikkujämsä(4)
愛すべき仕事

“objects” – アートやオブジェなどのように、生活必需品ではないけれどあるとなんとなくうれしいもの。“objects” が身近にある暮らしやお仕事の様子を、ヘルシンキのアーティストやデザイナーの方々に伺いました。

3人目はフィンランド国内をはじめ世界中で活躍中のイラストレーター、Matti Pikkujämsä さんです。


 

Profile / Matti Pikkujämsä
イラストレーター、アーティスト。新聞、雑誌、絵本のイラストを担当する他、マリメッコやラプアン カンクリなど、テキスタイルのデザインも手がけている。2014年から始めたオリジナルのポートレート画がフィンランドや日本で人気を博しており、ライフワークの一つとなる。2013年にはフィンランド児童文学に関するルドルフ・コイブ賞を受賞。2015年フィンランド国家芸術賞 (イラストレーション部門) 受賞。
2018年 6月 MUJI BOOKS より共著「CupOfTherapy だいじょうぶ。」刊行。
https://mattipikkujamsa.tumblr.com/


 

愛すべき仕事



人を幸せな気持ちにするのが一番のやりがいと語る、マッティ。自分の仕事を心から楽しんでいます。「絵を描くことは大好きだから、毎日できることなのです。一番難しいのは、スケジュール管理。やりたいことがいっぱいで、考えがあちこちに飛んでしまって集中できないことが課題です。仕事をもっと純粋に楽しみたい」と話すマッティ。本当に自分が好きなことを仕事にしている鏡のような人です。

やる気が十分に出ないときは、10分でもいいから外へ出て歩くようにしているのだとか。「新鮮な空気を吸って、歩くのはよい気分転換になるんだ。もしくは、youtubeやpinterestを見るのも時にはリフレッシュになるよ」。楽観的で物事は良い方向に進むと信じているというマッティ。夢みることや自由であることがクリエイションによい影響を与えます。友人とのアートについての会話も自身の考えを発展させるのに不可欠だと言います。

マッティの創作はスケッチブックを超え、新たな広がりをみせます。「陶芸を試してみたいです。あとは、ファッションメゾンにデザインを提供することにも興味があります。そして、大きな布に絵を描きたいです」と次々にやりたいことが溢れます。2018年夏、マッティは友人のアーティスト、イェンニ・ロペとふたりで、ヘルシンキの人気ギャラリー、Lokal で「Blue Things」という展示を開催しました。青をテーマにスケッチから、テキスタイル、そして陶器の絵付けまで、ふたりの作品が様々な形になり、魅力的な青い世界が誕生しました。そして、11月には doinel にて展示「Marraskuu」(フィンランド語で11月の意味)を開催し、鳥や植物などを描いたプライウッド作品を展示しました。マッティの描くイラストはこれからも私たちの生活に楽しさを届けてくれるでしょう。マッティの創造性がどんな風に発展していくのか、ますます楽しみです。

 
≫(1)イラストレーターになったきっかけ
≫(2)好きなものに囲まれて暮らす
≫(3)ただそこにいることを楽しむ空間
 
≫ living with “objects” TOPページ
https://doinel.net/journal/category/objects

photo: Chikako Harada
edit & writing: Eri Shimatsuka

update: 2019.06.20

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