マリアンネ・フオタリ 作品展 Kukkatori
Marianne Huotari Exhibition 2021
会期:2021年 4月 29日 (木) – 5月 11日 (火) 12:00 – 19:00 水曜定休
会場:doinel ドワネル(港区北青山 3-2-9)
作品はこちらからご覧ください。
https://doinel.net/product/brand/marianne-huotari
2021年 4月29日 (木) より、フィンランドのアーティスト マリアンネ・フオタリの作品展 ‘Kukkatori’ を開催いたします。’Kukkatori’ (クッカトリ) とはフィンランド語で「フラワーマーケット」という意味。枯れることなく無限に咲き誇る花々によって観る者を魅了したいというマリアンネの想いから生まれた、花々を表現した陶作品 ‘Ceramic Flowers’ が壁を彩ります。doinel では2020年よりマリアンネの作品をご紹介してきましたが、今回初めて個展という形で新作を中心にご紹介いたします。
彫刻的な存在感とともに、テキスタイルのような親しみやすさを持ち合わせた陶の花 ‘Ceramic Flowers’。一枚一枚手作業で形作った小さな陶のパーツを重ね合わせ、微妙な色彩に焼き上げた作品です。あえて指紋を残した花弁のディテールからは微細な息づかいが感じられ、時間と手間を掛けて紡がれたその連なりは、しなやかで普遍的な美しさを宿しています。壁の上で立体的に咲く陶の花は、細部へのこだわりと絶妙な色彩センスがユニークな存在感を放ち、空間と調和する詩的な佇まいからは花本来のピュアな慎ましさも感じられます。
日本のインテリアにも取り入れやすい柔らかな色使いと、マットからツヤまで繊細な幅を持った質感。離れて見ても近くからでもそれぞれ楽しめる陶の花々。空間にやさしく寄り添い毎日を彩ってくれるマリアンネの作品をお楽しみください。
Arabia Art Department Society
多くのアーティストが作品を生み出してきた、フィンランド アラビア製陶所内のユニークな美術部門 Arabia Art Department。2003年からはアラビアから独立した協会組織 Arabia Art Department Society として、アーティストが在籍し制作活動を続けています。フィンランドの歴史あるセラミックアートの拠点で、マリアンネは若きメンバーとして今後ますますの活躍が期待されています。
Marianne Huotari
マリアンネ・フオタリ
1986年生まれ、フィンランド ヘルシンキを拠点に活動するセラミック/テキスタイルアーティスト。”Arabia Art Department Society”のメンバーとしてアラビアのアトリエで制作している。並外れた細部へのこだわりと絶妙な色彩センスが特徴で、その活動は多彩なアートやデザイン作品の制作にとどまらず、フィンランドのテキスタイルブランドである「Finarte」のアートディレクターとして、日常使いのためのテキスタイルデザインも手掛けている。代表作品でもある細かな陶パーツをワイヤーで繋げた「ceramic wall rugs」は、フィンランドの伝統的な毛織物「リュイユ」にインスピレーションを受けたもの。本来リュイユに用いられるウール素材を陶に置き換えることで、伝統への敬意を込めながら、現代的な解釈によって独自の作品制作を続けている。小さなパーツを繰り返し重ねる、瞑想的とも言える時間を経て生まれる作品。せわしない現代において、時間をかける手仕事ならではの美しさを見せてくれます。
https://mariannehuotari.fi/
https://www.instagram.com/mariannehuotari/