Quiet, Deep Spring Scent
静かで深みのある春を表現した香り。香りを通して身体感覚を蘇生させることをテーマに活動するアーティスト、和泉 侃(いずみ かん)さんによる限定フレグランス「doinel2403」です。
現在は淡路島を拠点に、植物の生産・収集・蒸留の原料製造から調香をてがけ、ボトリングのプロダクトアウトまでの過程を一貫して取り組んでいる和泉さん。植物の生産・蒸留や原料の研究を行い、五感から吸収したインスピレーションのもとに創作活動に励んでいます。
「doinel2403」は doinelにて開催した展示限定の香りとして、和泉さんと香りを設計するスタジオ Olfactive Studio Ne(オルファクティブ スタジオ ネ)にデザインしていただいたフレグランス。和泉さんが主催するOlfactive Studio Neでは、香りのインスピレーションとなる植生、風土や気候の特徴を探るリサーチや、調香という領域にとらわれない香りの在り方を検証しています。
blend : Tonka bean, Cassis, Elder flower, Tuberose,Pachouli, Sandalwood + 21
「doinel2403」は、トンカビーンを中心に静かで深みのある春を表現した香り。トンカビーンにクマリンという芳香成分があり、桜餅の様な優しい甘さとパウダリーなテクスチャーを持ちます。春のシーズンになると飲み物からフレグランスまで、このクマリンを活かした軽やかで明るい香調の商品が一般的ですが、今回は新たなアプローチを模索して、トンカビーンにサンダルウッドやスパイスをブレンドすることで、重厚な春の表現を実験しました。また、カシス、チューベローズ、エルダーフラワーなどの濃厚な花々のニュアンスも織り込まれ、上品でメロウな仕上げにしています。
身につけている衣類に香りをまとわせたり、空間にプッシュしてルームフレグランスとして楽しんだり。さまざまなシーンでお使いいただけます。