Circulate And Enrich

再生素材を用いながら、世代を超えて愛されていくものづくりを考えるプロジェクト wa/ter。自然に寄り添い循環し、人々の心を豊かにする。素材の持ち味と魅力を活かしたプロダクトです。



内装設計を手掛ける DRAWERS がスタートした wa/ter は、時代によって消費されない持続的な価値創造を志して立ち上げられたプロダクトブランド。建築設計やインテリアデザインを担う立場を通じて、短期的なサイクルで大量の廃棄物を生み出す都市開発に疑問を感じたことをきっかけにスタートしました。



「HAMON 140φ」 にヌメ巻きを施し、ドアストッパーとしての機能をもたせた「HAMON 140φ Door stopper」。ブルーグレーのカラーは時代の変化と共に忘れさられたブラウン管テレビのディスプレイから、またライトイエローグリーンのカラーは LED の普及によって社会から消えていく蛍光灯の再生ガラスから作られています。ヌメ革を、昔ながらのハンドル編みの製法で一針一針丁寧に縫い上げています。



廃材のガラスから不純物を取り除き再度溶かし固めることで、それぞれの必然的な色合いを持ったプロダクトに。私たちの暮らしに灯りを灯しつづけてくれた工業製品に、人々の目に留まる美しいオブジェとしての新たな価値が宿り、普遍的なものとして再成型されています。


「AME NO SHITA」は、葉っぱに溜まった一滴の雫のような形をイメージして作られたプロダクト。「雫」という漢字から、AME NO SHITA と名付けられました。型にはめたり押し付けたりせず、自然に生まれる形状をイメージしたこのアイテムは、時代に流されることなく、長く愛されるデザインで、未来の地球環境をより良いものにしたいという wa/ter の想いが込められています。



「ACRYLIC VASE」は工場で廃棄されるアクリルにシンプルな加工を施したもの。



一般的なアクリルのプロダクトは、ガラスのようにクリアだったり、綺麗にフロストがかっているものなど、均斉のとれた美しさを感じますが、これらの塊は製品を作る上で必要な調色という工程で作られたもので、マットな面と気泡が入ったザラザラした面、それぞれ表と裏で異なる表情を持っています。



日本庭園や寺の通路に置かれている関守石(せきもりいし)を模したオブジェ「SEKIMORIGARASU」。石の置かれている先には入らないで下さいと客の出入りを遠慮してもらう為の仕切りの役割があり、歴史は古く、茶道を大成させた千利休の頃に生まれたとされています。再生ガラスのサスティナビリティと、伝統的なクラフトを融合させたオブジェです。

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