Swaying Lights and Shadows
微妙な揺らぎやかすかな凹凸が映す陰影が印象的な、ガラス作家 谷口 嘉(たにぐち よしみ)さんのガラスプレート。マットな金彩の縁取りがどこかアンティークのような雰囲気も醸しつつ、軽やかでコンテンポラリーな独自の存在感を生み出しています。コンクリート型を用いた繊細なテクスチャーとあえてラフさを残した仕上げが、ガラスの素材感を際立たせています。
doinel 別注で製作していただいた、ガラスでは珍しいオクトゴナルプレート。端正な八角形を外縁にかたどったガラス製のリム皿は、コンクリート型を用いて型吹きしたもの。フランスのアンティークで人気のスタイルを、型吹きを生かしてガラスで表現しました。上品なイメージとラフさを残した縁の仕上げとのバランスが現代的な仕上がりです。
円や多角の要素を組み合わせた幾何学的なフォルムに、縁の処理や表面の揺らぎが有機的な表情を与えるプレート。「線」と「面」の繊細な反復が美しく、独特の緊張感をたたえています。
カットして仕上げた縁のエッジが、クリアなガラスを心地よく引き締めます。果物を盛るだけで特別な一皿になりそうです。