“STOP” は、靴底をリサイクルして作られたドアストッパー。
フィンランドの “Studio Tolvanen” が手がけるプロダクトブランド pidät（ピダット）のために靴底メーカーが製作したもので、デザインはアメリカのデザイン事務所 STUDIO GORM（スタジオ・ゴーム）が手掛けました。
耐久性に優れ、ドアストッパーに必要な柔軟性も備えている靴底から着想を得た”STOP”。シンプルな立体としての造形が映える円錐形のフォルムは、一般的なドアストッパーとは異なり、どの面からもくさびを打つことができます。
素材には本来なら廃棄される靴底をアップサイクルした合成ゴムを使用。フレーク状にカットされた靴底を混ぜることで見た目も美しく、表情豊かなプロダクトに仕上げています。
製品にラベルは付いておらず、ゴミとなるパッケージも不使用。ドアストップの情報はすべて、再利用可能なコットン製のポーチにプリントされています。
＜ STUDIO GORM ＞
STUDIO GORM（スタジオ・ゴーム）は John Arndt と Wonhee Arndt によって 2007年に設立された、アメリカ・オレゴン州を拠点とするデザイン事務所。文化、歴史、技術、そして現代生活のニーズに合わせて進化していくモノに注目しながら、国内外のクライアントに機能的なプロダクトや家具、インテリア等のデザインを提供しています。彫刻と工芸のバックグラウンドを持ち、素材に対する遊び心のあるアプローチが特徴でもある彼らは、ピダットとの相性も抜群。 2人ともオレゴン大学プロダクトデザイン学部の教授を務めています。
www.studiogorm.com
item details
カラー：ブラウン
サイズ：Ø146mm x 40mm
生産国：中国
素材：合成ゴム（60%はリサイクルされた靴底）
ポリエステルのロープは、100％リサイクルされた飲料用ペットボトルから作られ、水を使わない染色工程で着色。
認証：合成ゴムとポリエステルロープは、Global Recycled Standard 4.0に認定されています。
素材はREACHおよびカリフォルニア州Prop 65テストに合格しています。
pidät
pidät（ピダット）はヘルシンキを拠点に活動する鳥好きのデザイナー Mika Tolvanen と Julie Tolvanen による新しいライフスタイルアイテムのブランドです。
ミカはフィンランドのロイヤル・カレッジ・オブ・アートを卒業後、2001年に自身のデザイン事務所を設立。アメリカに生まれたジュリーは木工職人として10年間働いた後、2009年にフィンランドに移住して家具デザインの修士号を取得しました。
２人は 2015年より Studio Tolvanen としてプロダクトデザインの活動をスタート。以来、ヘルシンキのラウッタサーリ島にあるアトリエで、住宅用のプロダクト等をデザインしています。
ブランド名である pidät は ‘You hold. You like. & You keep.’ という3つの意味を持つフィンランド語に由来。趣味はバードウォッチングとカヤックだという２人の穏やかで好奇心旺盛な視点が、新鮮かつ個性的で明解なものづくりに表れています。
