東京を拠点に活動する陶芸家 瀬川辰馬(せがわ たつま)さんによる「黒土象嵌 細丸リムプレート」です。
ユニークなものづくりを志し、アルミニウムや硫化銀など、これまでの陶芸の歴史で使われてこなかった素材を用いて実験的な作品を制作している瀬川さん。
手でものをつくるという陶芸の身体的な感覚を前提に、一方で素材の化学的な組成や性質について深く思慮した、コンセプチュアルな視点を背景にものづくりに向き合っています。
「黒土象嵌」は、シワ状のテクスチャーに仕上げた黒土の表面に象嵌を施したシリーズ。
瀬川さんがつくる器の中では経年変化が起こりづらいのが特徴で、薄く釉薬をかけたマットな質感の土肌に細かな象嵌が浮かび上がり、使い込んだレザーのような豊かな表情を添えています。
「細丸リムプレート」は、フラットに広がるシルエットに、反り返りながら立ち上がる細めの小さなリムが印象的なプレート。スマートさと柔らかさを両立しつつ、パレットのように料理を受け止めます。
日々手に取りやすいサイズ感で、そのまま置かれた姿も美しい器です。
◯発送日について
・こちらの商品は店舗より順次発送いたします。
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item details
サイズ:約 φ 22.2 x H 1.6 cm
素材:陶器
※1点ずつ手作業で作られているため、サイズや形状、風合いには個体差がございます。表記サイズは目安としてお考えください。
お取り扱いについて
・電子レンジは使用可能ではありますが、素材の劣化を早める可能性があるため、避けていただくのをおすすめいたします。
・食洗機は使用可能ではありますが、破損の原因となる可能性があるため、手洗いをおすすめいたします。
・オーブンは使用不可です。
・特別なお手入れは必要ありませんが、購入時の風合いのままご使用になりたい場合は、ご使用前にお米のとぎ汁で目止めをしていただくのをおすすめいたします。
Tatsuma Segawa
瀬川辰馬(せがわ たつま)さんは 1988年神奈川県出身の陶芸家。大学卒業後に多治見市陶磁器意匠研究所で陶芸を学んだのち、現在は東京千住のアトリエにて制作活動を行っています。
映画や音楽、文学などにおいて、個人的で孤独な表現に惹かれるという瀬川さん。自身もユニークなものづくりを志し、アルミニウムや硫化銀など、これまでの陶芸の歴史で使われてこなかった素材を用いて実験的な作品を制作しています。
瀬川さんの代表的な作品の一つである「硫化銀彩」の器は、陶器の表面に焼き付けた銀を硫黄と反応させることで重層的な色合いを実現したシリーズ。
金属の特性によって、時間の経過とともに遷移していく表情は、日々手に取る生活道具という媒体の上で、さまざまな気づきや思慮のきっかけを与えてくれます。