フィンランドのイラストレーター / アーティスト Matti Pikkujämsä（マッティ・ピックヤムサ）が描く、冬に向かうメランコリックな森の中の情景。少し遅れていた森の仲間たちが到着しました。透明感のある色彩とコテによる焼き付けのディティールの組み合わせが味わい深く、儚くも力強さを感じる鳥や木々です。

移ろう自然の色を映すような濃淡や滲みを生かした彩色と、プライウッドの生地を生かしたコテでの焼き付けによる繊細なディテール。近づいて見るとひとつひとつ凝ったテキスタイルのようでもあり、離れて見ると、壁に浮き上がるデフォルメされたフリーハンドのフォルムを楽しむことができます。

透明感と深みを同時に感じさせる、色の重なりを生かした作品。はっきりとした明快な色使いのイメージも強い Matti の作品ですが、こんな繊細な表現も魅力的です。

思い思いの色柄をまとう鳥たち。1点1点異なるコテの表現は、離れて見ても近づいて見ても目を楽しませてくれます。

2020年11月27日(金)より 12月15日(火)の期間、
doinel 外苑前店舗 にて開催したマッティ・ピックヤムサのエキシビション‘MARRASKUU’
https://doinel.net/store/18791

living with “objects” from Helsinki
マッティの暮らしや仕事について伺いました。
https://doinel.net/journal/14364

全ての販売作品はこちらをご覧ください。
https://doinel.net/product/brand/matti-pikkujamsa