The Combination Of Silent Aesthetics And The Harsh Natural Forms Of The North

静けさの美と、北欧の厳しい自然の造形の組み合わせ。フィンランドのハメーンリンナを拠点に活動する ma kollektive(マ コレクティブ)による作品です。



インテリア/プロップスタイリストでセラミックアーティストでもある Riikka Kälkäjä(リイッカ・カルカヤ)と、ビジュアルアーティスト Maria Haataja(マリア・ハアタヤ)による姉妹ユニット、ma kollektive。ma は二人の旧姓Maenpaaに由来します。



異なる素材と表現を用いながらも、シンプルさと最小限の所作、姉妹という共通のルーツにより統一された二人の作品。ミニマルで無骨な美しさと、流れるような物事の進め方に長く魅了されてきたという二人です。



Riikka が手掛けるセラミックの中で特に目を引く 「obvara(オブバラ)」と呼ばれる技法の作品。12世紀頃の東ヨーロッパ発祥とされる焼成技法で、窯から出した陶器を、小麦粉、イースト、砂糖、水を混ぜたものに浸すと、混合物が作品の表面に燃え移り、美しい表情を作るというもの。Riikka はその自然で予想できない仕上がりに魅了されているといいます。



自然やその現象から主題が生まれることが多いという Maria。自然な素材であることや、素材との関係も重視し制作を行なっています。シルクスクリーンを施した手漉き紙をリネンのキャンバスと組み合わせた作品は、空間に置かれることで自然を思い起こさせると同時に、周囲のものや素材との新たな関係性を見せてくれるでしょう。



作品は主に、自然や環境、自然の動きやリズム、造形言語と強く結びついた瞬間を記録したもの。環境は行為に、行為は環境に融合します。二人の仕事は、存在の追求、直感的な作業、無意識の現れ、コントロールや理性を消していくことによって導かれます。





– 環境を感じ、聞き、見て、嗅ぎ、感じることは息を吸うことであり、作品を形作ることは息を吐くこと。自己と距離を置き、心をコントロールしない試み。そうすれば、あるがままが形になる。

– 精神的な空間であり具体的な空間でもあるワークスペースとしての自然を扱います。自然は在るものであり、在ろうとするものではない。自然は存在であり、そこでは過ぎ去ったものすべてが目に見える。自然の中で仕事をすることは、夏のそよ風に吹かれて羽ばたくようなもの。色、形、痕跡は努力することなく生まれる。そして常に何かが起こる必要はない。天候はさまざまで、時には空気が淀み、圧迫感を感じることもある。私たちが作品で表現したいのは、このようなプロセスです。

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