Colors and Textures:Experiment on Mushrooms
素直に視覚の喜びを感じることができる色彩と質感のバリエーション。キノコの独特なフォルムや曖昧で自由な存在に魅了されているという陶作家 鈴木喬子さんのアートセラミック作品です。キノコというモチーフの上で繰り広げられる色とテクスチャーの実験のような作品。動物でも植物でもない不思議な存在には、見たことのないような多様な表情も自然とフィットして感じられるようです。
様々な色や質感の釉薬を操り、独自の陶作品を制作している喬子さん。自在な色使いのテクスチャーは、凝ったパターンを組み合わせたパッチワークのようでもあり、テキスタイルデザイナーとしての経験やバランス感覚も感じ取ることができます。
普段は鮮やかな原色も多く使われる喬子さんの作品ですが、doinelの空間やイメージを意識して、あえて抑えた色使いで製作していただいています。「爽やかでありながら味わいや深みを感じられるように数種類の釉薬を掛け合わせたり、質感が単調にならないように土味を大切にしたりと、私にとっても実験的な体験でした。」と語っています。
1点の中で多様な素材感のおもしろさや美しさを感じることができる作品。親しみある素材感と自由な造形、壁掛けなどの取り入れやすい形態で、日常で楽しむアートオブジェクトの入り口としてもおすすめです。
多くの作品に見られる、土の中から湧き出てきたような有機的に埋め込まれたガラスの輝きも印象的です。
2020年7月31日(金) ‒ 8月18日(火)の期間、外苑前店舗にて展示中です。
https://doinel.net/store/17494
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