interior & grocery

journal, my favorite ○△□My favorite “Food, Clothing and Shelter”

衣も食も住も好きだ。だが、服で一番着ているのはアトリエ用の作業服だ。年に数回の個展で会場に立つときは、周囲の人が不愉快にならないようなものを着ているつもりだが、個展用にと買った服はそのときの役目が終わると、いつになるか分からない次の出番を待ってクローゼットの密度を上げていく。

家族や友人たちと一緒に食べることができれば何を食べても幸せなのでグルメではない。三十過ぎ まで満腹したことのなかった食欲も、年齢のせいか求めるのは満腹度ではなく満足度にシフトしてきた。何を食べるかは大事だが、誰とどう食べるかの方が重要になってきたような気がする。 自分のいるスペースをいろいろ変えていくのは楽しいが、仕事柄どうしても自分や家族以外の人を意識して作っていかなくてはならない。今のインテリアは自分のものでありながら自分のものではなくなっていて、この仕事を辞めない限り自分の理想の部屋は実現不可能だと完全にあきらめている。

自分の好きなモノだけを集め、オーダーし、こだわり抜いた、誰もが羨み感動するほど素晴らしい自宅を一から作り上げて暮らしていた同業の友人は、「自分に必要なものを探すという楽しみやワクワク感を失ってしまっている。物作りをする人 間がものに興味を失ってしまっている。」と気付き、突然全てをまとめて売却してしまった。今は 新しい部屋を借り、何も無い広い真っ白な空間で これからゆっくりソファーやテーブル、食器やリネン類を探すのだと言って楽しそうに話した。とても共感している。

 

Written by:鹿児島 睦(陶芸作家、アーティスト)
福岡生まれ。美術大学卒業後、インテリアショップでのディスプレイやマネージメントを経て、現在は福岡市内にある自身のアトリエにて陶器やファブリック、版画等を中心に制作。日本国内のみならず、L.A.、台北、ロンドンなどで個展を開催、近年では世界中にファンが広がっています。近年は陶器にとどまらず活動の幅は多岐に渡り、空間への壁画制作や国際的なアートプロジェクトへの参加なども。日常では好きな園芸のために過ごす時間も多く、身近にある植物が作品のモチーフとして登場しています。

doinel journal September 2015はこちら

update: 2015.11.01

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