2023年 1月6日 (金) より、陶芸作家 野口悦士(のぐち えつじ)さんの作品展 ‘Soil to Form’ を開催いたします。
陶芸を志して種子島に渡り、アメリカ・デンマークなどでの滞在制作を経て、現在は鹿児島を拠点に活動している野口さん。唐津焼の作家 中里隆氏に師事しながら、独自に考案した築窯技術とともに海外の工房とも交流を図るなど、国内外で経験を重ねてきました。
既存の形式や習慣にとらわれない広い視点でつくられる器は、プリミティブで力強く、それでいて古さを感じさせないモダンな印象。地域や時代を超えた存在感をまといながら、生活に馴染む簡素な佇まいです。
料理を盛り付けた時、あるいは花を入れた時に完成する、と話す野口さんの器。土と釉薬というシンプルな素材に向き合いながら、様々な試みや作為を巧みに加え、独自の作品に焼き上げていることが伝わります。近年ではシャープなフォルムに、釉薬と焼成の組み合わせによって質感のバリエーションを持たせることを追求。絶え間ない好奇心と探究心によって、表現の可能性を今も更新し続けている野口さんのものづくりに、ぜひご注目ください。
野口悦士 作品展 Soil to Form
会場:doinel (ドワネル) 東京都港区北青山 3-2-9
会期:2023年 1月 6日(金) – 1月 17日(火)
営業時間:12:00 – 19:00 水曜定休
※最終日 1/17 は 17:00閉店
◯会期の後半〜会期終了後に online store への UP も予定しています。
◯2021年7月の野口さんへのインタビュー記事を4話連載で公開しています。様々な人や場所との出会いが現在の作品に繋がっていった経緯、軽やかで柔軟な姿勢、お仕事を楽しんでいる様子が伝わる内容になっています。こちらもぜひ併せてご覧下さい。
https://doinel.net/journal/20210
野口 悦士(のぐち えつじ)
1975年、埼玉県生まれ。陶芸を志して種子島に渡り、アメリカ・デンマークなどでの滞在制作を経て、現在は鹿児島に拠点に制作をしています。2006年より中里 隆氏に師事し、2018年にはデンマークのKH Würtzにて薪窯を築窯。土と釉薬、焼成を巧みに扱い、プリミティブで力強く、モダンな存在感を放つ器をつくり続けています。
https://etsuji-noguchi.com/