As If Weathered
時を重ねて朽ちたような表情を見せる、思わずその質感に触れたくなる器。陶芸家 栁川晶子(やながわ あきこ)さんの作品です。

元々タイルメーカーでデザイナーとして勤務していた栁川さん。タイルの限られたサイズの中に詰め込まれた焼き物の魅力に一気に引き込まれた感覚が忘れられず、土の素材や質感を感じ取れる焼き物を目指すことになりました。

失敗した花器を水を張ったバケツに放り投げた時に見た土の表情。その自然そのものを垣間見たような体験により、作為と無作為の間を行き来しながら、自然の断片を探し続ける感覚で制作しているといいます。

自由な発想やアプローチからうまれる栁川さんの焼締の作品。手捻りや型で成形した後に水に浸すことで、長い時を経て美しく風化したような質感をまといます。

土が水の中にほどけていくような、土の柔らかさや揺らぎ、砂の跡。自然物のような色合いと質感が溶け合う作品です。









