
Design for New Circulation
再生素材を用いながら、世代を超えて愛されていくものづくりを考えるプロジェクト wa/ter による リサイクルガラスのオブジェです。
内装設計を手掛ける DRAWERS がスタートした wa/ter は、時代によって消費されない持続的な価値創造を志して立ち上げられたプロダクトブランド。建築設計やインテリアデザインを担う立場を通じて、短期的なサイクルで大量の廃棄物を生み出す都市開発に疑問を感じたことをきっかけにスタートしました。
「HAMON」は波紋を思わせるガラスのオブジェ。ブルーグレーのカラーは時代の変化と共に忘れさられたブラウン管テレビのディスプレイから、またライトイエローグリーンのカラーは LED の普及によって社会から消えていく蛍光灯の再生ガラスから作られています。
廃材のガラスから不純物を取り除き再度溶かし固めることで、それぞれの必然的な色合いを持ったプロダクトに生まれ変わった「HAMON」。私たちの暮らしに灯りを灯しつづけてくれた工業製品に、人々の目に留まる美しいオブジェとしての新たな価値が宿り、普遍的なものとして再成型されています。緩やかなくぼみにアロマオイルを垂らしてお使いいただくのもおすすめです。
「AME NO SHITA」は、葉っぱに溜まった一滴の雫のような形をイメージして作られたプロダクト。「雫」という漢字から、AME NO SHITA と名付けられました。型にはめたり押し付けたりせず、自然に生まれる形状をイメージしたこのアイテムは、時代に流されることなく、長く愛されるデザインで、未来の地球環境をより良いものにしたいという wa/ter の想いが込められています。
オブジェとしてだけでなく、ペーパーウェイトとして、またカトラリーレスト、ジュエリープレート、お皿など、発想次第で様々な使い方を楽しんでいただきたいアイテムです。
丸く有機的なフォルムの一部をカットして人工的な面を入れた「MESSAGE -CUT」、ツヤのある質感の一部にサンドブラスト加工を施した「MESSAGE LINE」。自然と共存していくこれからの未来を表現し、自然に還るのではなく、自然とうまく共存していくという、wa/ter のメッセージが込められています。ペーパウェイトにしたり、オブジェとしてインテリアに置いてみたり、用途を決めず、使い手の自由な創造性で価値を作り出すことができるプロダクトです。