
Metallic and Earthy
繊細なしわのような表情のある陶器を金属が覆う未知の質感。陶芸家 瀬川辰馬(せがわ たつま)さんによる、金属アルミニウムを陶器表面に焼きつけ着彩した「アルミニウム彩」の器です。
「アルミニウム彩」は、金属アルミニウムを陶器表面に焼きつけ着彩したシリーズ。自然酸化被膜を生成するアルミニウムは、経年変化が起こりづらい金属ですが、長期の使用でわずかずつの変色を期待することもできます。
柔らかい材質が特徴でもあるアルミニウム。カトラリーなどが擦れることで表面のアルミニウムが徐々に痩せていけば、いずれ土の層が表出していきます。「アルミニウム彩」はそのことを考慮して設計されたもので、使い込むことで唯一無二の表情に育っていく器の表情を楽しめるシリーズです。アルミの鈍く軽やかな輝きが、食卓に新鮮なアクセントを添えてくれます。
「黒土象嵌」は、シワ状のテクスチャーに仕上げた黒土の表面に象嵌を施したシリーズ。瀬川さんがつくる器の中では経年変化が起こりづらいのが特徴で、薄く釉薬をかけたマットな質感の土肌に細かな象嵌が浮かび上がり、使い込んだレザーのような豊かな表情を添えています。
ユニークなものづくりを志し、アルミニウムや硫化銀など、これまでの陶芸の歴史で使われてこなかった素材を用いて実験的な作品を制作している瀬川さん。手でものをつくるという陶芸の身体的な感覚を前提に、一方で素材の化学的な組成や性質について深く思慮した、コンセプチュアルな視点を背景にものづくりに向き合っています。
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アルミニウム彩 Uリムプレート
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