Explore the Relationship Between 2D and 3D
物理的な空間や抽象的な空間についての考察を元に描かれる、ヘルシンキを拠点に活動するビジュアルアーティスト Inka Bell(インカ・ベル)のスクリーンプリント作品。少ない要素でいかに多くを表現できるかという発想を基点に、丸や四角などの基本的な図形をモチーフにしながら、グラフィカルかつミニマリスティックな作品を生み出しています。
2次元の印刷を表現する紙という3次元の素材。2次元の印刷の中に表現される抽象的な3次元。紙という素材、色、表面、繰り返しを通して、2次元と3次元の関係を探っている Inka。またコンピューターを用いながら最終的に仕上げるのは自分の手であるというプロセス自体も、2次元と3次元を行き来する実践となっているようです。
抽象的でありながらも不思議な親近感を感じさせるシンプルな画面はインテリアのアクセントとして取り入れやすく、軽やかに空間を彩ります。観る者それぞれの経験や想像力に結びつきながら、純粋な好奇心を満たしてくれる作品です。
2020年 11月6日(金)- 11月24日(火) の期間、doinel 外苑前店舗にて作品を展示しています。
https://doinel.net/store/18574