journal, columnmy essentials by Kana Sato #04 とても大切な、あたたかさ

こんにちは。佐藤香菜です。このコラムでは、わたしの暮らしの中でなくてはならないものと、そのエピソードを綴っています。連載の最終回は「とても大切な、あたたかさ」について。気温や気候に対して使用する「暖かい」と、食べ物や人間関係に大して使用する「温かい」があるので、今回は(自分の勉強のためにも……)この二つを使い分けて書いてみようと思います。

一年の中で、秋の終わりから冬は大好きな季節。燦々と降り注ぐ太陽の光より、曇り空の中に時折差し込む少しの日差しがちょうど良い。少し寒さを感じるからこそ、その対極にある暖かさが際立つ、まさに陰陽のバランス。
暖かい部屋で食べるアイスクリームの美味しさ、サウナのあとに飛び込む冷たい湖、秋冬のキャンプの朝に冷たい空気の中で飲む熱々のコーヒー、どれも幸せの瞬間です。

歳を重ねるごとに、自宅の快適さにこだわるようになりました。その中で欠かせないことの一つに、秋冬を心地よく過ごすための工夫があります。我が家は築三十年以上の一戸建て。リビングの天井が高く木材をたくさん使った造りが気に入って住むことに決めたのですが、転勤族育ちのわたしはマンション特有の暖かさに慣れており一戸建てに住むのが初めてだったため、まず冬場の寒さに驚きつつも、その過ごし方を楽しむと決めています。

アラジンのストーブ

エアコンも良いけれど、火にしか温められないものがあるとしたらそれは心かも。揺らぐ炎には、自然界にある木の葉の揺れや、川や波の音と同じ、人間がリラックスできる独特のリズムがあるそうで、炎を見ているだけで脳がリラックスすると証明されています。キャンプファイヤーの焚き火を見ているうちに思わずじーっと見入ってしまうのは誰もが経験しているかもしれません。

月の光が強い日によく考えることなのですが、もし今この世界に電力という技術がなかったら、文字通りの夜の真っ暗闇の中で明るさを発することができたのは月と、星と、蛍と、火くらいだったのでは。天然のライトであり、心を温めてくれる火を、ストーブという技術で安心に楽しめます。冬の寒い日にはこのストーブの上にアルミホイルに包んだ芋を置いて焼き芋にしたり、水にアロマオイルをたらした鍋を置いて芳香浴を楽しんでいます。

 

たくさんのキャンドル

こちらも気軽に炎を眺めることができるキャンドル。疲れた1日の終わりや、肌寒い朝に少しだけ火を灯す時間があると有意義な時間が流れます。わたしは友人へのギフトにキャンドルを選ぶことが多いのですが、良質な素材と香りのキャンドルは少し贅沢品ポジションで、灯す時間と空間そのものを贈ることができるので喜ばれます。

 

ラプアンカンクリのポケットショールと湯たんぽ

去年の冬から愛用し始めたラプアンカンクリ。フィンランドらしい洗練されたテキスタイルと丈夫で上質な素材。ポケットショールは肩にかけたり、足元にかけたり、自宅の時間には欠かせません。これが本当に暖かいのです!

さらに、同じ生地でできた湯たんぽは、自宅でPC作業をするときやちょっとお昼寝するとき、お腹や膝の上に載せておくとかなり長い時間ポカポカが続きます。末端冷え性さんにおすすめしたい名品です。

 

NODALの足袋ソックス

友人からおすすめしてもらった国産のソックスは、もともと老舗の足袋やさんが開発したもの。ふっくらと肉厚で弾力すら感じる生地はたくさん歩く日も疲れず、指先が足袋のように分かれているので適度に指が広がって気持ちいい。これを履いて出かけた日は指先が冷えずにずっと暖かいまま。たくさんストックしているのでほぼ毎日これを履いているほどお気に入りです。

 

温かいお茶を飲む時間


冷たい飲み物ばかり飲んでいた20代前半は今よりもっと冷え性だったことを思い出します。「ホッとする」という表現が一番当てはまるのは温かいお茶を飲んだとき。お気に入りのお茶はたくさんありますが、特にフレーバーティーを好んで飲みます。パリに行くとたくさん買ってくるボワシエのお茶はマロングラッセの風味やチェリーの風味などがあり、まるでデザートのように美味しいです。

インド伝承医学のアーユルヴェーダによる診断を受けると、わたしの体質はヴァータ(風)で、これには冷えが大敵であることを学びました。身体の冷えが強いことは、自分の中の不安な気持ちを増長してしまう事もあるのだとか。特に意識して温かいものを取り入れるようになったのはそれからのこと。どんな食べ物も冷えると硬くなるように、人もまた冷えると心身ともに凝り固まっていくのを感じます。様々な出来事がある毎日だからこそ、温かい気持ちで柔軟に受け入れる自分でいられるように、内面からも温め、外面からも暖めて行きたいものです。

 


 

佐藤 香菜
Branding Director
世界中のナチュラル&オーガニックアイテムを展開するセレクトショップの立ち上げとディレクターを経て独立。現在はフリーランスのブランディングディレクターとして多数の企業のコンサルティングや製品プロデュースに関わる。世界中のオーガニックコスメやフードを求めて旅する様子は、 NHK総合「世界はほしいものにあふれてる」への2回の出演や、オーガニック製品の魅力&ライフスタイルを楽しむ情報を、本人が実体験に基づく言葉で綴りInstagramで発信している。

Instagram:@kana__sato622

my essentials by Kana Sato
#01 誰とも違う服を纏うこと

#02 旅先で出会う、自分へのお土産
#03 柔らかく広がり香るもの
#04 とても大切な、あたたかさ

≫ journal topページ
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Text & Photo:Kana Sato
Edit:Megumi Saito

update: 2023.01.05

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