2025年 5月 2日(金) より doinel では2度めとなる、Armi Teva （アルミ・テヴァ） の作品展「So Soft」を開催いたします。
ヘルシンキを拠点に、絵付けを施す陶作品をメインに様々な素材を用いた制作を行う Armi。絵を描くことへの本質的な情熱が溢れる、リズミカルで大胆な線、やさしくも深みのある色使いが特徴です。
粘土を指で押すと跡が残るといった直感的に成形できる陶芸の、その素材との直接的なつながりを好む Armi。反対に釉薬をかけることは正確な仕上がりがわからないプロセスですが、焼成することで常に驚きが生まれます。コントロールを手放し、素材自体の変化の過程で生まれるものを見ることに安堵を覚えるといいます。
色と形でやわらかさを表現する今回の「So Soft」は、Armi にとって新しいテーマ。最終的に非常に硬くなるセラミックという素材から、いかにやわらかいものを作り出すかという研究でした。
「シャープにカットしたり、粘土を無理やり型に押し込んだりするかわりに、私は素材をやさしく扱い、自然にドレープができるようにすることに集中しました。今の世界の厳しく残酷な状況に対して、やわらかく、ふんわりとしたものを作りたかったのです。」
表面には色を付けたスリップと釉薬でのびのびとした絵付けを施しました。
※スリップ：水と粘土を混ぜたクリーム状の化粧土
「絵を描くことは私にたくさんの喜びをもたらしてくれる。そして新しいテクニックやバリエーションを通して、この技術を発展させ続けたい。」
子どもの頃からトーベ・ヤンソン（「ムーミン」シリーズ他）やイングリッド・ヴァン・ニイマン（「長くつ下のピッピ」シリーズ他）のような、豊かで緻密な絵本の挿絵に影響を受けてきたという Armi。奇妙でおもしろくて、美しくてユーモラスなものを作ること。それらの要素が見る人に喜びや何か意味のある体験をもたらすことを願っているといいます。
大胆なフォルムと筆致、深みと軽やかさのある彩色。絵を描く喜びをそのまま形にしたような、やわらかな作品をお楽しみください。
Armi Teva Exhibition 2025 – So Soft
会場：doinel (ドワネル) 東京都港区北青山 3-2-9
会期：2025年 5月 2日(金) – 5月 13日(火)
営業時間：12:00 – 19:00 水曜定休
※最終日 5月 13日 は 17:00閉店
◯5月 1日(木) は展示設営のため休業いたします。
◯ご来場前にご一読ください。
・展示作品のお取り置き、ギフトラッピングは承れません。
・ご購入いただいた展示作品は会期後のお渡しとさせていただきます。
・お支払い方法は現金とクレジットカード、QR決済（PayPay）、交通系電子マネーなどがございます。
Armi Teva Exhibition 2025 – So Soft
doinel 3-2-9 Kita-aoyama, Minato-ku, Tokyo
May.2 – 13,2025
Open 12:00 – 19:00
Closed on Wed. Closing at 17:00 on the last day.
Armi Teva （アルミ・テヴァ）
1992年生まれ、フィンランドのヘルシンキを拠点とするイラストレーター、アーティスト、セラミックアーティスト。アールト大学で芸術修士号を取得。陶芸とグラスアート、デザインから、イラストレーションとビジュアルストーリーテリングへの道を歩み始めました。絵を描くことへの本質的な情熱が溢れる、リズミカルで大胆な線と色使いが特徴。絵付けを施す陶作品をメインに様々な素材を用いた制作を行っています。展示販売はヘルシンキのギャラリー＆ショップ LOKAL や artek 他。ARABIA150周年記念デザイン「Puutarhurit」、ヘルシンキ地下鉄ハカニエミ駅の壁画、ヘルネサーリ地区の壁画「Helsinki 24h」なども手がける。
