2025年4月4日(金)より、doinelでは初となる 陶芸家 横山拓也(よこやまたくや)さんの作品展を開催いたします。
器に素材の感情が響くよう、その声に耳を傾けるように制作をしているという横山さんの作品。ひとつひとつが曖昧な輪郭線を持ち、控えめで柔らかな余白を持ち合わせています。
白い肌に細かなひびが入り、薄っすらと黒い素地が透けて見える特徴的な質感は、黒土に化粧土を塗り固めていくという、粉引を独自に展開した手法によるもの。他にはない風合いを持ちながら主張しすぎることなく、料理や周りの風景に穏やかに調和します。
ご自身の仕事を、声で風景を描くように歌うボーカリストのようにありたいと語る横山さん。または器を作るろくろの作業をダンサーの動きに例えて、フォルムではなく美しい動きを作っているともいいます。
器そのものだけでなく、器があることでそこに別のイメージが立ち上るようなものづくりを目指しています。
横山さんから発せられる言葉は、音楽やスポーツなど、一見陶芸とは無関係のもの。別の世界の言葉で語ることで、陶芸を陶芸の世界にとじこめず、新たな風景や人々につながるように解放しているようです。
ふとした時に耳にした音に心を掴まれることがあるように、たまたま手に取った器から新しい世界が広がるかもしれません。
「今日から器を好きになる人にも、使うことで楽しく、器から新たな風景へ繋がっていくような想像力をかきたてる存在になれたら」という想いが反映された、呼吸するような優しい曲線。器から響く音と動き、風景との出会いをお楽しみください。
<横山拓也さん在店日>
4月 4日(金) 時間未定
※在店日時は予告なく変わる可能性がございます。あらかじめご了承ください。
横山拓也 作品展
会場:doinel (ドワネル) 東京都港区北青山 3-2-9
会期:2025年 4月 4日(金) – 4月 15日(火) 12:00 – 19:00 水曜定休
※最終日 4月 15日 は 17:00閉店
◯ 4月 3日(木)は設営のため休業いたします。
・展示作品のお取り置き、ギフトラッピング、ご配送は承れません。
・お支払い方法は現金とクレジットカード、QR決済、交通系電子マネーなどがございます。
横山拓也(よこやまたくや)
1973年神奈川県生まれ、現在は岐阜県多治見市を拠点に活動する陶芸家。立教大学在学中に入った陶芸サークルで器づくりの面白さに出会い、卒業後 多治見市陶磁器意匠研究所で陶芸を学びました。器に素材の感情が響くよう、その声に耳を傾けるように制作をしているという横山さん。作品はひとつひとつが曖昧な輪郭線を持ち、控えめで柔らかな余白を持ち合わせています。白い肌に細かなひびが入り、薄っすらと黒い素地が透けて見える特徴的な質感は、黒土に化粧土を塗り固めていくという、粉引を独自に展開した手法によるもの。他にはない風合いを持ちながら主張しすぎることなく、料理や周りの風景に穏やかに調和します。呼吸するような優しい曲線には、「今日から器を好きになる人にも、使うことで楽しく、器から新たな風景へ繋がっていくような想像力をかきたてる存在になれたら」という横山さんの想いが反映されています。