2025年 3月 7日(金) より、ユニセックスブランド nonnotte（ノノット） の受注会を開催いたします。25AWコレクションより、素材にこだわったシャツとニットの他、セットアップでも着ていただけるエレガントな日常着をご紹介いたします。

デザイナー杉原淳史さんによるブランド nonnotte。フランスで老舗海外メゾン数社にてモデリストとしてメンズとウィメンズのデザインやパターンなどを手がけ、帰国後いくつかのブランドを経て、23AWシーズンよりnonnotte をスタート。自ら産地に出向き日本の職人とともに素材を1から、時には0から作りこみ、ドレーピングという立体裁断の技法を用いて、「人体」と「空気」を意識した服作りを行っています。

今回 doinel では nonnotte 25AWコレクションより、シャツとニットに加え、セットアップでも着ていただけるアイテムを揃えて受注会を開催いたします。立体的なパターンと共に素材への並々ならぬこだわりが特徴の nonnotte。杉原さんは、シーズンごとのファッションというよりは、長く使い続けていく道具のような視点で手に取ってもらいたいと語っています。

シャツ地は、オーガニックの超長綿の太番手の糸を紡績し、静岡県のカネタ織物という世界一高密度の布地を織ることができる織布メーカーで、nonnotte オリジナル素材として共同で開発したヘビーブロード。ドレスシャツのようなきれいな表情のシャツをカジュアルにタフに着てほしいという意図で、長年かけて開発されました。太番手の強さが現れたシワを生かしてノーアイロンで着たいシャツです。今季は鈍いブラウン系とあたたかみのあるホワイト系の２色をご紹介いたします。

セットアップでも着ていただけるアイテムの一つは、縮絨ウールのインレーメルトンを用いたロングTシャツとワイドパンツ。ハリ感と相反する軽さというギャップのある素材が、美しい立体感を表現。楽な着心地のカットソーでありながらエレガントな印象です。ダークネイビーにチャコールを散りばめたような色目を編みで表現した、新しい霜降カラーもポイントです。

セットアップのもう一つは、ルーズヘリンボーンというオリジナル組織の梳毛ウール地を用いた、ドレーピングシャツとボックスプリーツパンツ。ヘリンボーン組織をほぐし曖昧に散らして、杉原さんの考える理想的なバランスを織りで再現。柔らかくも固くもない、古くもなく尖ってもいない、この独特の表情に未来の正装を感じるといいます。シャツはヘビーブロード素材で定番として展開している Draping Shirt Type A。へービーブロードとは真逆の梳毛ウールによるドレープ性が、新たなシルエットを生み出しています。パンツは脇線に縫い目がないのが特徴、ボックスプリーツが一枚の布をより立体的に見せます。まっすぐにストンと落ちるシルエットです。

贅沢なボリューム感のヤクウールのニットは、それぞれ編みの組織も異なる３型。ギザギザの襟端がポイントのリブ編みのモックネックニット、大きなボリュームの袖を持つローゲージ天竺の立体的なオーバーサイズニット、nonnotteがカットソーで展開してきた立体的なドレーピングを高い技術により再現したスムース編みのハイゲージニット。立体感にこだわるnonnotteならではのニットです。

エレガントな質感と立体感、気を使わずヘビーユースできる、贅沢でタフな服。ぜひこの機会に店頭にて、唯一無二の素材に袖を通して体感してみてください。

 
＜デザイナー杉原淳史さん 在店予定＞
3月8日(土) 12:00-18:00頃
※在店日時は予告なく変わる可能性がございます。あらかじめご了承ください。