2024年11月22日 (金) より doinel 常設スペースにて、陶芸家 堂前 亜子(どうまえ あこ)さんのpop upを開催いたします。
堂前亜子さんは、北海道を拠点に活動する陶芸家。陶芸家の両親の元、幼少期より粘土に触れてきました。秋田公立美術工芸短期大学を卒業後、瀬戸市の愛知県立窯業高等技術専門校にて陶芸を学び、その後オーストラリアの陶芸家のもとでアシスタントを経験。2020年より函館市にて作陶を始めました。
幼い頃にはよく粘土で遊んでいたという堂前さん。しばらく粘土に触れない期間を経て、自分の手で何かを生み出すことに再び興味を持ち、ダイレクトに手で触れて形を作り出せる陶芸の世界に遠回りをしてたどり着いたといいます。
粘土は、窯で焼くことで陶器という硬い存在になりますが、焼く前の土は柔らかく、その感触と手の中で思い思いに形を変えていく様に、つい周りを忘れて夢中になってしまうそうです。
波紋模様のRIPPLE series は、一つ一つろくろで成形し、マットで柔らかい質感の釉薬をかけて焼かれています。ご自身の拠点である函館の港街で海を眺めながら散歩をするのが好きで、魚やかもめがつくる海面の波紋や昔からなぜか心惹かれるという枯山水のお庭から着想を得ているシリーズです。また、海外暮らしで経験した家の中での光のあり方、日常にキャンドルがある様子が忘れられず、作品を作り始めた初期からキャンドルホルダーを制作しています。
不思議で気になる形と表現されるNATURE series は、植物の実や種、サボテンなどの多肉植物、海の中の珊瑚や海藻や生き物、海岸に落ちている不思議なものたち、旅先での思い出が形になることもあるそうです。最近は身近な野菜の形なども興味深いなと気になっているといいます。そんな気になる”かたち”を思い浮かべながら柔らかい粘土の塊を一つ一つ手で丁寧に形にしていくシリーズです。
角のない柔らかな形や、様々なものや経験から着想を得ている少し不思議な形を意識して生み出される作品。堂前さんならではのフォルムが並びます。
是非、本展で堂前さんの気になる”かたち”を体感しにいらしてください。
<堂前 亜子さん 在店予定>
11月23日(土)
※在店日時は予告なく変わる可能性がございます。あらかじめご了承ください。
堂前 亜子 pop up
会場:doinel (ドワネル) 東京都港区北青山 3-2-9
会期:2024年 11月22日(金) – 12月3日(火)
12:00-19:00 水曜定休
◯ご来場前にご一読ください。
・展示作品のお取り置き、ギフトラッピングは承れません。
・一部作品は会期後のお渡し(ご配送)となります。
・お支払い方法は現金とクレジットカード、QR決済、交通系電子マネーなどがございます。
◯ 11月 21日(木) は設営のため休業いたします。
堂前 亜子(どうまえ あこ)
北海道を拠点に活動する陶芸家。陶芸家の両親の元、幼少期より粘土に触れる。秋田公立美術工芸短期大学を卒業後、瀬戸市の愛知県立窯業高等技術専門校にて陶芸を学び、その後オーストラリアの陶芸家のもとでアシスタントを経験。2020年より函館市にて作陶を始める。
https://www.instagram.com/ako_studio_/