2024年4月12日(金) より、doinel にて、岐阜県多治見市を拠点に活動する陶芸家、故金あかり(かるがね あかり)さんの作品展を開催いたします。
展覧会で沖縄のパナリ焼きの壺を見たことをきっかけに、その焼き物の温かさや、どっしりと佇む姿、風合いに感銘を受けたという故金さん。後に岐阜県多治見市へ引っ越し、パナリ焼の写しから始まり、現在のような作品を作るようになったといいます。
※パナリ焼き…沖縄県八重山諸島の新城島で19世紀中頃まで焼成されていたといわれる素朴な土器。
印象派の絵画のような、大胆かつ生き生きとしたタッチが印象的な故金さんの作品。自然物を想起させる粗いテクスチャーが、すでに知っているものを眺めているような、淡い親近感を抱かせます。
土のおおらかな風合いが全体を覆う器。実際に触れてみると、輪郭の揺らぎ、釉薬の流れ、微かな色や質感の違いなど、ひとつの器に豊かな世界が詰まっているのがわかります。
色彩に富んでいながらも素朴さを兼ね備えた独自の風合いは、私たちの生活にすっと馴染んでいくかのよう。
また本展では作品とともに、多治見での制作風景の写真も併せて展示予定。
土への慈しみを感じる故金さんの作品を、ぜひこの機会にご体感ください。
故金あかり 作品展
会場:doinel (ドワネル) 東京都港区北青山 3-2-9
会期:2024年 4月 12日(金) – 4月 23日(火) 12:00 – 19:00
※最終日 4/23 は 17:00閉店
<故金あかりさん 在店予定>
4月12日(金) 終日
※在店日時は予告なく変わる可能性がございます。あらかじめご了承ください。
◯ご来場前にご一読ください。
・状況により店内の入場制限を行い、整理券を配布する可能性がございます。
・購入はおひとり様10点までとさせていただきます。
・展示作品のお取り置き、ギフトラッピング、ご配送は承れません。
・お支払い方法は現金とクレジットカード、QR決済、交通系電子マネーなどがございます。
◯4月 11日(木) は設営のため休業いたします。
故金あかり(かるがね あかり)
岐阜県多治見市を拠点に活動する陶芸家。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科を卒業後、多治見市陶磁器意匠研究所ラボコースを卒業し、現在は国内外で作品を発表しています。
展覧会で沖縄のパナリ焼きの壺を見たことをきっかけに、その焼き物の温かさや、どっしりと佇む姿、風合いに感銘を受けたという故金さん。後に岐阜県多治見市へ引っ越し、パナリ焼きの写しから始まり、現在のような作品を作るようになったといいます。
土の持つ温かな風合いや、手を加え過ぎていない自然なバランスを意識した故金さんの作品。素材には、陶土、磁器土、金属顔料を使用し、手捻り・型成形・轆轤の3つから、作りたい形に合わせて技法を選択しています。
https://www.instagram.com/karugane_akari/