三重県津市を拠点に制作を行う岩本忠美さんによるポットです。
分業が基本の漆器制作の工程において、木地から塗りまでの作業を一貫して行う岩本さん。
「刳りもの(くりもの)」と呼ばれる技法を用い木工旋盤を使わずにひとつひとつ削り出されるフォルムは、手なじみよくやわらかであたたかみのある佇まい。
艶やかという漆の概念を覆す落ち着いたマットな質感は、和洋問わず様々なものを受け止め、日々の食卓や空間に美しく調和します。
漆器には珍しい大ぶりのサーバーは、丸みを帯びた優しい曲線が魅力。
コーヒードリッパーを組み合わせてもお使いいただけます。
太く存在感のある取っ手もポイント。取っ手部分も胴部と一体の木材から刳り出されています。
使うことで光沢を帯び明るい表情へと変化し強度も増していく、日常の器としての漆器。長い時間をかけて、美しいエイジングをお愉しみください。
◯発送日について
・こちらの商品は店舗より順次発送いたします。
通常の出荷よりお時間をいただき、発送には数日お待ちいただく可能性がございます。
ショッピングガイドに記載の出荷日とは異なりますので予めご了承ください。
・岩本さんの作品以外を同時にご注文いただいた場合、出荷場所により2個口となり、発送日が異なる場合がございます。
item details
素材:檜
サイズ:約 W 18 × D 9 × H 11 cm
◯HARIO V60ドリッパーに合わせたサイズに作られています。
※サイズはおおよその目安としてお考えください。
※電子レンジ、食洗機のご使用はお控えください。
※急激な温度変化を与えると変色してしまう場合がございますので、非常に高温なものを入れることはお避けください。
※水につけたまま、あるいは水分のあるものを入れたまま長時間放置しないでください。
※柔らかいスポンジでお手入れし、十分に乾燥させてからの収納をおすすめします。
※1点ずつ手作業で作られているため、サイズや厚みにはムラがあることがございます。表示サイズは目安としてお考えください。
※使い始めは漆特有の香りが感じられることがありますが、使い続けることでなくなっていきます。
Tadami Iwamoto
1959年三重県に生まれ。8年半会社員として勤めたのち、長野県松本技術専門校にて木工を学ぶ。家具工房で働きながら、端材からうつわを作り出したことをきっかけに日常器制作が作品の中心となる。1992年三重県津市にて独立。現在は日常のためのうつわ制作のほか、日本工芸会正会員として、無形文化財保護育成のために伝統工芸の技術の保存と活用伝統文化向上に寄与することを目的とした活動を行い、高い技術と表現力で美しい作品を生み出しています。