journal, staff blog有永浩太さんのガラス


「時間」を意識させる佇まいのものづくりをされるガラス作家、有永浩太さん。
能登島の自宅工房を拠点に制作を続けられています。


例えば、吹きガラスによる空気の膨らみの「一瞬」をとらえた “bubble” シリーズ。
あえて歪みを持たせるよう吹き込まれた空気の偶発的な形を、透明なガラスが写しとります。
その動きのある丸みには、不思議な既視感も。
“bubble” の名の通り、小さな頃に視線で追ったシャボンの瞬間的なフォルム。
とどめておけないはずの繊細なシルエットが、そのまま形になったかのようです。


それぞれが首をかしげているような愛嬌もあり、角度によって表情が変わって見えるのも魅力。
ステム付きのグラスは、ワインに。
ステムレスタイプは、デイタイムのお茶や就寝前のウィスキーなどにも。
シンプルながらひとつひとつに個性があるグラスは、いくつか揃えて使うとより楽しめるはずです。


時を止めたような「一瞬」を感じさせる bubble に対して、
刻々と紡がれる時間の集積を思わせる “gaze” シリーズもまた、
有永さんらしい「時間」を内包する作品です。

極薄のガーゼ生地を閉じ込めたようなタンブラーは、
伝統的なヴェネチアンガラスの技法を用いて、独自に創作されたもの。
その線幅は 1mm にも満たないほどの繊細さです。


儚い線の集積はパッチワークのように撚り合わせられ、
それぞれがゆらゆらと震えたり、澱んだり、
あるいはどこかへと流れていくような、様々な気配に満ちています。
一つ一つのか細い線が物語のようで、いつまでも飽きずに追っていられそう。
ぜひ実物を手に取っていただきたいグラスの一つです。


人気のゴブレットは、アンティークを思わせる立ち姿。
時間を経たような佇まいには普遍的な美しさが感じられます。
ワインなどの飲み物をはじめ、デザートグラスにも。
気軽に使える汎用性がありながら、品格も備えたゴブレットは、
テーブルのしつらえを上質な雰囲気に引き上げてくれそうです。

 

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update: 2020.02.24

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