ご紹介したいものが多くて困っている、メキシコのハンドメイドプロダクト。
今回は繊細で美しいメッシュバッグについて、現地の画像を混じえてご紹介します。
doinel に先日入荷した、「マゲイバッグ」と呼ばれるメッシュバッグ。
日本ではあまり馴染みがありませんが、メキシコでは食材の買い出しなどでマルシェバッグとして用いられる一般的なものだそう。
現在はプラスチック製などの代用品もあるそうですが、元々はメキシコ原産の多肉植物「アガベ (=マゲイ)」の繊維を使って作られます。
アガベはテキーラやメスカルなど、メキシコの蒸留酒の原材料でもあるとのこと。メキシコの文化に深く根付いている植物のようです。
▲アガベ。とても綺麗な植物です。
▲メキシコのアガベ畑です。美しい場所ですね。
doinel に入荷したマゲイバッグは、メキシコに自生する野生のアガベの繊維を手紡ぎで糸にし、さらにひとつひとつ手作業で編み上げたもの。
特に Handwoven Extra Fine Maguey Mesh Bag は、プロジェクトでは最高齢の 92歳の女性職人 Manuela さんが製作しています。1点完成させるのに1ヶ月という長い時間を掛けており、実物の細かく精巧な編み目をみればその作業量にも納得です。手仕事の贅沢さを改めて実感させられる佇まい。
▲製作途中の Manuela さんのマゲイバッグ。
繊細な編み目から中に入れたものがうっすらと見える様子は、どこか詩的で不思議な透明感があります。初めて手にした時には、手仕事の偉大さに心を打たれるものがありました。ぜひ実物をご覧ただきたいアイテムです。
Manuela さんのマゲイバッグは online store でもご紹介しています。
そして、ちょっとおまけ情報。
▼店頭では、メキシコの陶器など細々とした雑貨も。
オーガニッククレイや天然のコーパル樹脂、タバコの葉やローズマリーを釉薬に用いた焼き物のコーヒースクープや、塩入れの小さなボウルなど。。
おすすめはまだまだたくさん。
ぜひ足をお運びください。