Christiane Perrochon のアイテムをオーダーするとき、私たちは少し手探りの状態です。
形と色をそれぞれ選んでトスカーナの工房に伝えます。
そして数ヶ月後に、オーダーしたアイテムが届くのですが、
どんな色合いに仕上がっているか、特に初めてオーダーするカラーがどんなふうかは、
包みを解いて実物を手に取るまで、霧の向こう側のような状態。
同じ色でも、形が違えばグラデーションの表情が全く異なることもあります。
ペロションのアイテムはいつも新鮮な驚きとともに運ばれてきて、
その釉薬の色に感動しないことなんて、まずないのです。
今季届いた新入荷の Christiane Perrochon は、一足早く冬の冷気を連れてきたかのようでした。
雪山や湖を思わせるパウダーホワイト、淡いブルーやグリーン。
鈍いニュアンスカラーはもちろん、冬の澄んだ空を思わせる鮮やかな水色や、雪の下にひそむ新芽の色。吐く息の白さや、鼻の奥がツンとするような寒さ。
新しいペロションの色合いから、そんなことを一通り思い巡らせて、ああ、冬ってこんなにも綺麗な季節だったなぁ、と思いました。
眺めていると寒さに向かうのが楽しみになります。
発売は 11月3日から。
ぜひご覧ください。