ものをつくるときの視点が、単純な消費の、その先を照らすことがあります。
今回ご紹介するのは、一見してファッションアイテムとしてのインパクトに溢れている alienina のコットンロープバッグ。
ニットの編み目をクローズアップしたかのようなダイナミックなテクスチャーが印象的なバッグは、素材選びの視点自体が、デザインの大きな要素となっています。
alienina は、ありふれた物質が持つ新しい可能性の提案を目的にブランドをスタートしました。
素材として扱うのは、コードや樹脂、ファブリックやストラップなどの無害な廃棄物。
単に視覚的なデザインのよさを目指すためだけに素材を選ぶのではなく、ものに新たな機能や美的価値を与え、寿命を延ばすことをコンセプトとしています。
そういったブランドの哲学を背景にしながらも、alienina の存在感はとても軽やか。
伝統的な工芸品や建築、自然環境など、あらゆるものごとが alienina のインスピレーションソースであり、制作プロセスは常に素材との出会いから始まると言います。
純粋な驚きや好奇心がものづくりの大きな主軸となっていること。
それが alienina の魅力の秘密かもしれません。
doinel にはサスティナブルな視点でつくられたアイテムが多くあります。
alienina もまた、個人の生活の軽やかな楽しさの延長線上に自然に息づいていくといいな、と思わせてくれるプロダクトです。
alienina のアイテムはこちらから。