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LINEN BY ANU LEINONEN デザイナー アヌ レイノネンのリネン

デザイナー アヌ レイノネンのリネンのイメージ

ABOUT 気持ちのいいリネン

お風呂あがりにふわっと身体を包み込んだり、ベッドで過ごす安らかな時間を受け止めてくれる柔らかなリネン。その使い方は、リラックスタイムにとどまりません。ファッションデザイナーのアヌ レイノネンがデザインしたラプアン カンクリのウォッシュドリネン、KASTEとUSVAは、ハンドタオルから大判のリネンブランケットまで種類豊富。洗うことでどんどん柔らかくなる上質なリネンとしてしわの美しさまで楽しみながら、テーブルクロスやカーテンとしても使えるなど生活のあらゆるシーンにおいて"気持ちのいい"リネンです。

HOW TO USE LINEN BLANKETS 気持ちのいいリネンをいつもそばに

BED LINEN

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リネンブランケットはシーツやタオルケットに、ハンドタオルはピローケースとして使ってください。リネンは、毎日洗ってもすぐに乾くので、寝苦しい夏の夜でも清潔に気持ちよく眠ることができます。生地が柔らかくドレープかきれいに出るKASTEは、タオルケットにおすすめ。しっかりとハリのあるUSVAはシーツに最適です。

INTERIOR AND OUTDOOR

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インテリアやアウトドアにもリネンを。軽くてしなやかなKASTEのサマーブランケットは、カーテンやパーテーションとして。しっかりとしたUSVAの大判のサマーブランケットをソファカバーに使えば、心地よい肌触りを日常的に楽しめます。USVAは、芝生やビーチに敷くレジャーシートとしてもおすすめ。コンパクトに収納でき旅行に最適です。

BATH TOWEL

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KASTEやUSVAのマルチユースタオルは、たっぷりとした大きさでお風呂あがりに全身をすっぽり包み込みます。乾きが早いので匂いも気にならず、毎日清潔に使えます。薄地なのでかさばらず、コンパクトに収納できるのも重宝です。

TABLECLOTH

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日常使いできるリネンのテーブルマットやクロスは、毎日の食事の時間を少し贅沢にしてくれます。ラプアン カンクリのウォッシュドリネンは、たたみジワを気にせず使えてお手入れも簡単。とくにUSVAは、リネン本来のベーシュ色で汚れが目立ちにくく、大判のリネンブランケットは2サイズで展開するなど、生活に取り入れやすくなっています。

SHAWL

SHAWLのイメージ

USVAのマルチユースタオルのざっくりとした風合いは、大きめのスカーフやショールとしてもおすすめ。ウォッシュドリネンのふわっとしたボリューム感が、夏のファッションに華やぎを与えます。吸湿性があり、汗がこもらず爽やかに過ごせるのも嬉しい特徴。外出先での冷房対策にも役立ちそうです。

INTERVIEW デザイナー アヌ レイノネン

アヌ レイノネンのイメージ

ラプアン カンクリを代表するリネンの定番アイテム、KASTEとUSVAをデサインしたのは、ファッションデザイナーのアヌ レイノネン。素材からこだわり、長期に渡りラプアン カンクリと一緒に開発して生み出した商品は、母国フィンランドのみならず、日本でも受け入れられました。素材感を最大限に活かした、シンプルだけど主張のある飽きのこないデザインは、ファッションに携わる彼女だからこそ生み出せたものです。

ファッションデザイナーとしての経歴

ラハティの美術大学でファッションデザインを学び、その後15年ほどヘルシンキでファッションデザイナーとして経験を積んだアヌ。1993年にはパリに留学し、Centre de Formation de Modélismeでデザインとパターンメーキングを学びます。5年後にはパリにてAnu Leinonenの名前でブランドも設立。高品質なマテリアルにこだわったアヌのブランドは、ヨーロッパだけでなく、当時スカンジナビア人気が少しずつ高まってきていた日本の顧客にも好まれました。現在は、フィンランドに戻り、週の半分以上を東部の湖水地方の夏小屋で過ごしています。白樺の皮を使った伝統工芸に関心を持ち、今では、湿気の残る6月に自分たちで白樺の皮を丁寧に剥ぎ、そこからランプやサンダルを作るなど、新しい可能性を探っています。

インスピレーション

パリの雑踏の中や、森の中にいる時など、すべてから影響を受けるというアヌ。
子供時代を過ごしたサイマーというフィンランド東部の湖水地方の水辺や森はアヌにとって想像力の源になっています。常に大切なのはマテリアル、ヴィジュアル、そして機能性。それらにこだわり、執着しながら焦らず、時間をかけてデザインを深めていきます。

ラプアン カンクリとの出会い、KASTEの誕生秘話

アヌは根っからの水泳好き。映画『かもめ食堂』で主人公が泳いでいたウルヨ通りにある古いプールでよく泳いでいました。泳ぎ終わった後に、ふわっと自分を包むタオルが欲しいと思っていたところ、2009年に友人を介し、ラプアン カンクリのヤーナと出会い意気投合。そこから約2年をかけてじっくり開発したKASTEシリーズは息の長い商品になりました。アヌは今でも毎日泳ぎ、ひと泳ぎした後に身をすっぽり包むKASTEの大きなタオルを愛用しています。

KASTE(朝露の意)

アヌがKASTEをデザインした際にこだわったのは、ウォッシュドリネンであること。自身のブランドでも使用していたという少しくたっとなったウォッシュドリネン。洗われていることでさらに柔らかくなり、人の手で優しくアイロンがかけられているので、表情も通常のリネンと比べて優しい雰囲気です。自然にできた美しいしわを楽しむというコンセプトで作られているため、従来のようにぴんとなるまでアイロンをかける必要もなく、手入れも簡単。その使い心地は小さい頃おばあちゃんが織ってくれたリネンのタオルをヒントにしているという、アヌならではのアイディアと言えます。ラプアン カンクリにおいても、ウォッシュドリネンはKASTEのために初めて使用された技術でした。ウォッシュドリネンのための洗濯機を購入し、求めているような風合いかでるまで何度も実験を続けました。今では、ウォッシュドリネンは定番の仕上げ方法となっています。

USVA(霧の意)

KASTEに続いて登場したUSVAはKASTEと同じ糸を使用していますが、密度を上げているので厚みがあり、しっかりしていて、ストライプも太めです。最初の配色は麻のナチュラルな色とレモンイエローのストライプ。ナチュラルな色にこだわったのは、ブランケットとして使うには、白か少し強すぎる印象があったので、自然の色を選んだのです。鮮やかなレモンイエローがどうしてもほしかったというアヌは、なかなかOKサインを出しませんでした。技術者でもあるラプアン カンクリのエスコが何度も何度も(少なくとも10回!)サンプルを作り、織り方の改善を重ねた結果、黄色のストライプ部分には2本の黄色い糸を使うことで、鮮やかな発色を実現させました。最終の出来具合に満足したエスコは電話口で、「最後まで妥協しないでくれてありがとう」とアヌに言ったといいます。USVA は必要性に合わせて、多様な使い方ができるテキスタイルです。テーブルクロスとしても、ブランケットにしても、空間を仕切るテキスタイルにしても。自由な発想で使うことができます。日本の涼しい夏の夜には、ブランケット代わりにしても気持ち良さそう。使うごとに柔らかくなっていくので、さらに愛着が湧きます。

ファッションをデザインすることと、テキスタイルをつくることの違い

マテリアルは共通しているものもあるが、一番の差はファッションデザインは立体的であること。服をデザインする際に大切になってくるのはパターン、そして着た時にどんな風に体にフィットするかということ、アヌは言います。アヌが惹かれているのはお気に入りの素材であるリネン、コットン、ウールを使った、シンプルで、纏った時にヴィジュアル的に美しく、機能的であるデザイン。洗うごとに肌触りがよくなるリネンのタオルなど、息の長いモノ作りを目指しています。

オフの過ごし方

平日はヘルシンキで過ごし、週末を湖のほとりで暮らす。どちらも違った魅力があって好き、とのこと。自然の中では季節の変化を楽しみ、ブルーベリー摘みなど季節ならではのことをします。また、毎日湖で泳ぐのも欠かさないのだそう。夏の間は毎日2回、30分ほど泳ぐのだとか。6月には白樺の皮剥ぎをしたり、時には絵を描いたり、自分のために服を作ったり、読書をしたりとゆったりとした時間を過ごしています。

これから

ラプアン カンクリの作るマテリアルを活かした服作りをしたいというアヌ。流行に合わせてコロコロ変わるようなファッションではなく、息の長い着心地のよい服を作ること、室内でも外でも使えるような、気軽に羽織れる服を薄手のウールやリネンを使って作りたいのだそう。とても楽しみです。

アヌへの一問一答

Q.自分のデザインの中にフィンランド人らしさやフランスの影響を感じますか?

A.何がフィンランドで、何がフランスの影響かということを分けることはできません。なぜならデザインする際にはすべての影響が重なり、交差しあいながら形を為していくからです。私が考えるフィンランドのデザインとは、シンプルで、美しく、機能的であることです。

Q. KASTEとUSVAの「ブランケットとしても使えて、インテリアとしても美しい気持ちのいいリネン」というコンセプトは、とてもフィンランドらしいですね。

A.ラプアン カンクリのリネンに機能性が表れている証拠ですね。質が高く、美しいプロダクトは、家庭で使うことはもちろん、たくさんの異なる方法で演出する(見せる)こともできるのです。

Q.リネンタオルは、フィンランドでは一年中使うものですか?

A.フィンランドで使われている用途の異なるリネンタオルは、どの家庭でも見られ一年を通して使われます。

Q.ファッションデザイナーとしてのものづくりのこだわりは?

A.ディテールと仕上げに注意を注ぎます。KASTEとUSVAに大切な織りと風合いは、試作や仕上げを繰り返すことで生まれました。すでに存在する技術を活用し、バスローブやカバンなどの立体的なプロダクトも作り出しました。

Q. USVAは、鮮やかなレモンイエローがとても新鮮でモダンです。この色にこだわった理由は?

A.レモンイエローを選択したことは、とても重要でした。なぜなら、強いコントラストと喜び/幸せをプロダクトに託したかったからです。

Q. ものづくりのアイデアはどこから?

A.インテリア、デザイン、そしてファッション分野においては、身の周りの環境や身近で起きることから気づくことが多いです。自分が見ることもあれば、自分が見えないものもあります。人の手から人の手を通り、実際の形をもって実現するまで、アイディアは発展し、存在感を増していきます。使う方々には、そうした美しさや至福の瞬間を楽しんでいただきたいです。

LAPUAN KANKURIT ラプアン カンクリとは

ラプアン カンクリのイメージ

フィンランド語で「ラプアの織り手たち」を意味するラプアン カンクリは、フィンランド西部に位置する人口15,000人ほどの小さな町ラプアの自然や風景をものづくりやデザインの源としています。その歴史は古く、1917年から現在4代目のエスコとヤーナまで代々家族によって引き継がれてきました。高い審査基準をパスした高品質なヨーロッパリネン製品にのみ与えられるMasters of Linen。ラプアン カンクリはフィンランドで初めてその称号を与えられました。Long staple linenと呼ばれるリネン上部の細かく長い繊維を紡いだ高品質素材を使用し、糸の縫製から製品化までのあらゆる作業を自社工場で行い、天然素材にこだわったテキスタイルを作っています。

WASHED LINEN/ウォッシュドリネン

KASTE とUSVA は、ラプアン カンクリが用いる代表的な素材のひとつであるウォッシュドリネンを使用。生産工程で洗いをかけているため、はじめから肌になじむくたっとした風合いで、吸水性が高く速乾性にも優れるので、バスタイムはもちろん、食事の時間やアウトドアまであらゆるシーンで使い、楽しんでいただけます。

ウォッシュドリネンのイメージ1 ウォッシュドリネンのイメージ2

デザイン:enamel. 石岡良治 テキスト:島塚エリ 編集:衣奈彩子