Playing with Clay and Glaze
土と釉薬を用いて遊ぶような自由なものづくり。「SŌK(ソーク)」として活動する陶芸作家、鈴木絵里加(すずき えりか)さんの作品です。

窯用語である「ねらし/soak」の英語からとったという、屋号の「SŌK」。「soak=浸透させる」という意味もあり、空間にも手にも浸透するような、そんな存在感を持った作品を意識してものづくりをしています。

ろくろによる成形の端正な器、手捻りの造形と独自のテクスチャーが楽しい花器、釉薬と焼成を重ねた陶板など、枠に囚われないものづくり。一人の作家とは思えないほどの幅がありつつ、全てが同じ空間に心地よく共存するやわらかさとオブジェとしての存在感を持った作品です。

手捻りで制作された花器は、土そのものを感じられるプリミティブな素材感と、おおらかな中にも洗練された造形が共存しています。釉薬と化粧土を重ねた凹凸のあるテクスチャーです。

釉薬が作り出す複雑な色合いが唯一無二の表情を見せる陶板作品。釉薬を重ねるたびに窯入れをして複数回焼成することで、複雑な表情を生み出しています。絵具では得られない質感とテクスチャーが魅力的な、陶ならではの平面作品です。

シンプルなものから独創的なものまで、変化に富んだ SŌK の作品。建築を学ぶ中で得た空間に対する感覚を生かしながら作られた、自由な遊び心が心地よい作品です。





