京都市を拠点に活動する陶芸家 村田匠也(むらた たくや)さんの「青白磁八角リム皿」です。
精巧さを極めた印象の村田さんの作品。決まった形を正確に成形することから始まり、その形にどう魅力を込められるのかを常に意識して作られています。
静止した器たちに対して『生きている感じを引き出したい』と考える中、目に留まったのは動き続ける自然物の在りさま。村田さんの感性で自然物から抽出された「最も生きた形」を作品に取り込むことで、壺や鉢に呼吸をしているような気配を与えています。
確かな技術力に裏打ちされた圧倒的な端整さと安定感を備えたフォルムに、一方でたおやか且つ柔和な印象も宿している器たち。日常はもちろん、ハレの日にも相応しい優美な佇まいです。
「青白磁八角リム皿」は、エッジの効いた八角のフォルムと、つやのある青白磁の色合いが調和した一品。立ち上がりのあるリムで、多少の汁気も受け止めてくれるため、様々な料理の盛り付けに重宝します。透明感のある清らかな印象の青色が、のせるものを美しく引き立ててくれる頼もしい器です。
◯発送日について
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item details
サイズ:約 φ 21.5 x h 3 cm
素材:磁器
・手作業で製作されるため、サイズや形状、色合いや風合いは異なる場合がございます。
サイズはおおよその目安としてお考え下さい。
・色合い等には多少の個体差があるため画像のものと同一ではなく、またお選びいただけないことをご了承ください。
・電子レンジ可(オーブン不可)
・ピンクの釉薬の作品は、濃いソース系のものをのせると色が残りやすい傾向にあります。気になった際には、食器用ハイターに半日ほど浸けていただくと改善します。
Takuya Murata
1982年 京都市出身の陶芸家。代々焼き物に携わる家系に生まれ、身近に陶芸がある環境で育ち、陶工の専門校や技術研究所などを経て、現在も京都の工房にて制作を続けています。
ろくろからものを作り出す過程において、土を挽き上げた時にしか出せない伸びやかな表情・スピード感のある工程に魅力を感じていると語る村田さん。正確に成形することから始まり、その形に動き続ける自然物から感じ取った「最も生きた形」を取り込むことで、壺や鉢に呼吸をしているような気配を与えています。
圧倒的な端整さを備えた精巧なフォルムに、一方でたおやかな印象を宿した村田さんの作品。磁器ならではの透明感に微かな色の濃淡が映える青白磁や、うっすらと染まったような表情を見せる桃白磁など、色合いと質感に優美なフォルムが調和した作品からは、風に揺れる花弁、葉を伝う朝露など、自然物が持つ普遍的な美の息づかいが想起されます。