岐阜県多治見市を拠点に活動する陶芸家 横山拓也(よこやまたくや)さんによる「深い碗 (中)」です。
器に素材の感情が響くよう、その声に耳を傾けるように制作をしているという横山さん。
黒土に化粧土を塗り固めていくという、粉引を独自に展開した手法による作品は、白い肌に細かなひびが入り、薄っすらと黒い素地が透けて見えます。持ち上げると心地よい重みが指先に伝わりますが、どこか柔らかな手触り。ひとつひとつが曖昧な輪郭線を持ち、控えめな余白を持ち合わせています。
深い碗 (中) は、食卓から立ち上がるのびやかなフォルムと、凛とした佇まいが印象的な作品。副菜からデザートまで、さまざまな料理を洗練された一品に見せてくれます。
他にはない風合いを持ちながら主張しすぎることのない横山さんの作品。料理や周りの風景に穏やかに調和する様子をお楽しみください。
item details
素材:陶器
サイズ:約 φ 12 x H 8.5 cm
・手作業による作品のため、一つ一つ大きさや風合いには個体差がございます。あらかじめご了承ください。
・表記サイズはおおよその目安としてお考えください。
・フチがシャープなため、欠けやすくなっております。お取り扱いには十分ご注意ください。
・吸水性が高い素材であるため、長時間水に浸けおかないようご注意ください。
・洗浄後は拭き上げてよく乾燥させてからおしまいください。
・ご使用前の目止め処理は不要です。
Takuya Yokoyama
横山拓也(よこやまたくや)さんは 1973年神奈川県に生まれ、現在は岐阜県多治見市を拠点に活動する陶芸家。立教大学在学中に入った陶芸サークルで器づくりの面白さに出会い、卒業後 多治見市陶磁器意匠研究所で陶芸を学びました。
器に素材の感情が響くよう、その声に耳を傾けるように制作をしているという横山さん。作品はひとつひとつが曖昧な輪郭線を持ち、控えめで柔らかな余白を持ち合わせています。
白い肌に細かなひびが入り、薄っすらと黒い素地が透けて見える特徴的な質感は、黒土に化粧土を塗り固めていくという、粉引を独自に展開した手法によるもの。
他にはない風合いを持ちながら主張しすぎることなく、料理や周りの風景に穏やかに調和します。
呼吸するような優しい曲線には、「今日から器を好きになる人にも、使うことで楽しく、器から新たな風景へ繋がっていくような想像力をかきたてる存在になれたら」という横山さんの想いが反映されています。