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人はなぜ旅に出るのだろうか?僕の場合は空間設計という仕事柄、気になった空間を体験したいという理由が多い。苦労してその場所を訪れて空間のボリュームや光、温度や湿度を体感してやっと写真やネットでは伝わらないその空間を理解することができる。まわりのロケーションはどんな場所なのか?その国の人々の人柄は?美味しいものは食べられるのか?どんな文化が根付いているのか?建築空間から派生して旅の興味が拡張していくのが楽しくてしょうがないのだ。

オスカー・ニーマイヤーの建築やイタリア系の女性建築家リナ・ボ・バルディの空間を体験するためだ。リナの自邸Casa de Vidro(ガラスの家)はサンパウロ郊外の高級住宅地の高台の敷地に建っていた。ピロティーから階段を上がると外部に広がる熱帯系植物のジャングルに居るような全面ガラス張りの居間に出る。サッシュのディテールは繊細でガラスがないようで外と中が一体になったような空間である。そこに集められたアートコレクションとリナがデザインした貴重な多くの家具や、コルビジェやイームズの家具が程よく調和して独特の空気感に包まれていた。当日は雨でじめっとしていたがこれもまたこの風景にマッチして心地よかった。レコード棚にはアントニオカルロスジョビンのレコードが陳列されていた。

ブラジルにとってはじめての自国開催のワールドカップの1950年に建てられたにも関わらず現代的で斬新な空間で、リナはジョビンを聞きながら何を思って生活していたのだろうか?

もしこの空間に興味をもったなら遠く離れたこの場所に旅に出て、建築空間を体験してみてほしい。行ってみないと分からない何かがあるはずだ。

 

Written by:小林恭
1998年設計事務所ima(イマ)をパートナーのマナと設立。 物販、飲食のインテリアデザインを主軸にプロダクトデザインや住宅建築なども手掛ける。場所やブランドを活かし、機能性の向上の中にバランス感覚やユーモアを織り交ぜたデザインを追求。主な仕事としてILLBISONTE、IDEE、BEAMSなどの内装設計、marimekkoのヘルシンキ店やNY店など。展示の会場構成も多く手がけ、今回doinelでのSawako Ura Exhibitionの空間構成も担当。

doinel journal July 2014はこちら

 

update: 2014.07.01

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